この本めっちゃ分かりやすかった!
— まごた🧩脱毛症×気胸ブロガー (@magota_01) 2020年3月16日
アトピーの治し方って題名ではあるけど、今皮膚科に通ってる or 頭皮トラブルを抱えてる人にも本当に読んで欲しい一冊
ネット発信者目線や医者目線も凄く面白い。抜毛症にも触れてる。ステロイドや治療の誤情報に踊らされない為にも必見https://t.co/OqlpSqJfft pic.twitter.com/wfjTmYJTE7
こんにちは、まごたです!(@magota_01)
今回は、円形脱毛症と密接な関係のあるアレルギーについて最初に読んで欲しいオススメな本をご紹介します!
本書は題名のアトピーの治し方だけでなく、
ステロイド治療の大きな誤解、皮膚科医と患者とのすれ違い、現状の民間療法についての警鐘、メディア・ネットに起きている医療のデマ情報に惑わされる心理など、
今まで何となく感じていた医者や治療方法に対する不信感の正体が、100以上のエビデンスから分かりやすく紹介されています!
『世界最高のエビデンスでやさしく伝える 最新医学で一番正しい アトピーの治し方』
大塚篤司
「今、治療法に悩みながらも皮膚科に通ってる人」 「頭皮トラブルを抱えてる人」にも本当に読んで欲しい一冊です!
さっそく印象に残ったところを上げていきたいと思います!
皮膚科医がずっと言えなかったこと
- 医療不信が起こる背景
- 皮膚科医視点の心理状況
序章から、治療法に対する医者と患者の気持ちのすれ違いについて医者目線でズバズバ切り込んでいるのが非常に面白いです。
最初のタイトルが「まずは謝りたい。あの時の患者さんへ」から始まるのでいきなり何事かと思いましたが、赤裸々に語られているのが印象的でした。
実際にアトピーに限らず、円形脱毛症の治療でも、医者の機械的な対応に対して気持ちのすれ違いは良くあることです。
以前、私もこんなツイートもしたことがありますが「医者の言うことが信じられなくなって、病院に行くのを辞めた」という医療不信は私自身も感じていました。
皮膚科の先生が悪い訳ではないけど、どんなに処置しても脱毛症が止まらないのは本当にきつい。朝起きた時も、シャワーの時もごっそり抜けて、手の打ちようが無くて現実を受け入れられるはずもないです。この状態の時にストレスのない生活しようとか言われた日には、医者にも流石にイラっとはくる。。
— まごた🧩脱毛症×気胸ブロガー (@magota_01) 2020年3月6日
そんな医療不信が起きる背景は、
医者が患者の気持ちを本当の意味で考えていない、病気のことをあくまで他人事と思っていることも要因の一つと考えていたり、
現在の医者になるための最大の条件が「勉強ができること」であり「人の心の動きに敏感であること」は全く求められていないということも述べられています。
所詮は他人事ではないですが、実際に患者が悩んでることがもっと深刻であったり、それに対する医者の心理も噛み合わないことが起きてしまう訳です。
間違った治療法を見分ける
- 相関関係があるだけで因果関係はないのでは?という視点
- 悪用されやすい先入観と偏りのある調査結果が与える心理作用
- 病気の自然寛解とブラシーボ効果が利用されるメカニズム
また、現状の民間療法についての警鐘や、ネット上での誇張表現や誤った情報に惑わされない方法を、ズバズバ切り込んでいるのも印象的でした。
特に相関関係(AとBとに関係性がある)を因果関係(Bの原因はAである)とごっちゃにしている健康情報は非常に惑われやすいというのは、本当にその通りだと思いました。
育毛剤やサプリなども同じですが、育毛剤を使ったから結果、髪の毛が生えてくるという因果関係はありません。
他にも薬害脱毛という言葉がありますが、
この薬を飲んだから脱毛症状が見られましたという患者の体験談も、そう言った論文(エビデンス)があるならまだしも、
不安を煽って先入観を植え付け、あたかも全ての人に当てはまるかのように表現するのも良く考えればおかしい話しです。
「不安を煽って自分の商品を売る」この筆者も述べていますが、本当に良くあるパターンです。
また、精神的に追い詰められてる時は非常に心理的に誘導されやすいです。
誘導される心理にどんなものがあるのか詳しく説明されているので、知識として持っていると情報を立ち止まって考えることも出来ます。
ステロイドのウソ・ホント
- 初めてステロイド外用剤を使う人が知る副作用のホントとデマ情報
ステロイドの副作用は散々ネットでも騒がれていますが、本書ではしっかりしたエビデンスから実際の正しいステロイドの副作用と、誤った情報との区別が詳しく解説されていてとても分かり易いです。
ステロイドは円形脱毛症のメジャーな治療法でもありますが、実際に副作用がよく分からなくて不安という方も沢山いらっしゃいます。
そんな方にはぜひネットの情報を鵜呑みするのではなく、先ずは本書を読んで見て欲しいです。
私ももっと早く知りたかった情報が沢山ありました(笑)
書評まとめ『最新医学一番正しい アトピーの治し方』大塚篤司
『最新医学で一番正しい アトピーの治し方』について簡単にご紹介しました。
- 信頼できる医者の見つけ方
- 間違った情報を見分ける心理知識
- ステロイド治療のウソとホント
- アトピーや花粉症のアレルギーについて etc
本書はアトピーの治し方という題材ではありますが、そのほとんどの内容が円形脱毛症のアレルギー治療に通じることばかりでした。
私自身、単に円形脱毛症と関係性の深いアトピーについて調べようと手にとった本に過ぎませんでしたが、実際に読んでみて脱毛症の治療においてもとても参考になる部分が多かったです。
本書を読めば、今まで何となく感じていた医者や治療方法に対する不信感や不安の正体が分かり、もっと前向きに円形脱毛症の治療と向き合えると思います!
今の治療方法が不安、もっと脱毛症に関する情報が知りたいという方は、ぜひ本書を読んでみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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