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肺気胸の疑いあり?|気胸の3つの治療方法

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まごた

✅まずはいくつ当てはまるかチェックしてみよう

高身長・痩せ型の男性

10代後半から20代

一度発症したことがある

胸からポコポコした音が聞こえる

寝返りすると胸に違和感がある

胸以外にも背中に鈍い痛みがある

普段より息が上がるのが早い

半分以上当てはまったら(自然)気胸の可能性が非常に高いです。特に後半1つでも当てはまった方は必ず病院でレントゲンをとって診てもらいましょう。

今回は、そんな気胸の症状と3つの治療方法について体験談を踏まえて解説していきます。

気胸は肺に穴が空く病気?

気胸は、一言で言うと肺に小さな穴が空く病気です。

正確には、肺の表面に「ブラ」と呼ばれる小さな風船ができて、その風船が破裂することでそこから肺の空気が漏れ出てしまいます。そして、その漏れ出た空気が胸壁と肺の間に逃げ場なく溜まってしまい、結果、肺を圧迫して肺を縮ませてしまいます。

その状態が気胸患者が感じる胸の鈍みの正体です。この状態になると胸からボコボコ空気が漏れているような音を感じたり、普段より息苦しいと感じてしまう事があります。

画像参照:社会福祉法人恩賜財団済生会

 

下の写真は実際のCTで撮った肺の写真ですが、正に漏れ出た空気で肺が小さく縮んでしまっています。治すためにはこの空気を取り除いて肺を元の大きさに膨らませる必要がありるのです。

画像参照:Wikipedia

気胸の3つの治療方法

  1. 自宅療養
  2. 入院して管を胸に入れて空気を抜く
  3. 入院して管を入れて空気を抜く & 全身麻酔で内視鏡手術

気胸の治療方法にはこの3つが多く取られています。(※針で脱気という方法もある)それぞれ気胸の度合いや、何回目の気胸なのかという点でも治療方法が異なってきます。

先に結論を言うと、
最もオススメする治療方法は3つ目の「入院して管を入れる & 内視鏡手術」です。

なぜかというと、私も身を持って痛感していることですが、
肺気胸は原因となる小さな風船(ブラ)を摘出しないと、一度穴が塞がっても風船自体は残っているので、再発する可能性が30%〜50%もあるからです参考:慶應義塾大学医学部

というのも、自然気胸が発症する一番の原因が体質によるものと言われているからです。高身長痩せ型の男性がなりやすいと言われていますが、一度発症した事がある方はその体質を持ち合わせているので注意が必要です。

手術をしてブラを摘出すると、新しくブラができない限り再発しないので、その再発率は10%未満と言われています。

  

では具体的にそれぞれの治療法を詳しく説明していきます。

①自宅療養

まず1つ目は自宅療養で安静にする方法です。

症状が軽度の人は、レントゲンで定期検査を受けつつ自宅療養で治すという方法をとる事ができます。胸に溜まった空気は時間が経てば自然と血中に逃げていくので、穴が自然と塞がるのと肺が再び膨らむの安静にして待つ方法です。

しかし、気胸は無理が出来てしまうので病気なので、結局は悪化してしまい入院になるケースががほとんどです。

安静にして直ぐ治ることは無いので、一番早く治すためには入院して管を胸に直接入れて空気を抜く方法が一番効果的で手取り早いのです。

 

入院して胸に管を入れる

2つ目は、入院して胸に管を入れて空気漏れをとめる方法です。

これが一番よく行なわれる気胸の一般的な治療方法で、胸に局部麻酔をしてから、細い管を空気漏れをしている胸の中に直接入れ、管の反対側には箱のようなものを取り付けて空気を抜きます。(※管を胸腔ドレーン、箱を胸腔ドレンバックと言います)

この胸腔ドレンバックは空気が逆流しない仕組みになっているので、肺から漏れ出ている空気を箱の中に一方的に逃して、ブラの穴が自然と塞がるのと肺が元に膨らむのを待ちます。

箱に流れてくる空気が止まったら1日ほど様子をみて、レントゲンや医者の判断で管が抜かれます。その後、抜いてからも1日ほど様子をみて退院となります。個人差はありますが、この治療方法による入院期間は5日前後ほどです。

ちなみに管を入れて数日過ごすのは凄く痛くて辛いです。私自身が何度も体験した事ですが、管が胸横から入っているので寝返りも打てない上に、痛み止めを飲まないと凄く辛かったです。

 

入院して胸に管を入れる & 内視鏡手術

3つ目は、入院して胸に管を入れる & 全身麻酔の内視鏡(胸腔鏡)手術です。

実は、2つ目に説明した胸に管を入れて空気の抜くだけの方法では非常に再発しやすいです。胸の中の空気を抜いて自然治癒で穴を塞いだに過ぎないので、肺の表面の風船(ブラ)は残ってしまいます。そのため30%~50%程同じところから再発しやすくなってしまうのです。

それでは実際に説明しますが、まずは同様に胸に管を入れて肺の空気漏れを止め、元の大きさまで肺を膨らませます。そして元どおり治ってから、全身麻酔の内視鏡手術でブラと呼ばれる小さな風船を摘出します。そしてその箇所に再発防止の薄いシートを被せて終了です。

術後は再び管を入れた状態で2日前後の様子をみて管を抜き、体調が回復次第退院となります。

医者との要相談ですが、入院期間は10日は掛からない程度を見ておくといいと思います。  

おわりに

繰り返しになりますが、気胸の疑いが少しでもある方は病院でレントゲンを撮って診てもらいましょう。

この病気は、無理が出来てしまうので気づいたら悪化しているということもよくある話です。私自身も無理していたら歩くのも辛くなったほどです(笑)

命に関わる病気という訳ではないですが、両側の肺が気胸になった場合は呼吸困難にもなる怖い病気でもあるので、必ず早めの治療を心掛けましょう。

  

 

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何か不安なことがあれば、公式LINEで相談に乗っていますので、気胸を5回以上経験している筆者にご質問など気軽に聞いてくださいね^^!

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