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【意外と知らない】円形脱毛症の勘違いしてはいけない正しい知識5選

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✅ざっくりいうと
  1. 一般的な抜け毛と円形脱毛症は全く違う
  2. 発毛剤や育毛剤では脱毛症状は止まらない
  3. 円形脱毛症の治療には特効薬はない
  4. 八割の人は一年以内に回復するが、残り二割は悪化する可能性もある
  5. 重度の症状の場合は病院に通わずウィッグを付けて経過を見るのも立派な一つの治療法

  

こんにちは。まごたです。

今回は、意外と知らない円形脱毛症の治療で勘違いしてはいけない正しい知識5選を解説していきます!

円形脱毛症の治療で勘違いしてはいけないこと5選

  1. 一般的にイメージする男性型脱毛症(AGA)と円形脱毛症は全く違う
  2. 発毛剤や育毛剤で円形脱毛症の脱毛症状は止まらない
  3. 円形脱毛症の治療は対処療法で特効薬はない
  4. 円形脱毛症は8割程の人が1年以内に回復するが、2割程の人は全頭型といった重度の症状になることもある
  5. 重度の症状の場合は、病院に通わずウィッグを付けて経過をみるのも立派な一つの治療法

①一般的な抜け毛と円形脱毛症は全く違う

1つ目に勘違いしていけないことは、円形脱毛症は、一般的にイメージする男性型脱毛症とは原因も治し方も全く違うということです。

円形脱毛症は他の毛髪トラブルと違い自己免疫疾患と呼ばれる病気で、ストレスや睡眠不足・不摂生といった不健康な生活、アレルギー、血行不良、頭皮環境の悪化などが原因で発症します。

一番大きな違いは、通常のヘアサイクルとは関係なしに、急激に脱毛症状が進んでしまう点です。

本来であれば、外敵から頭皮を守る働きを持っている免疫の一部が異常を起こし、誤って正常な毛包を攻撃してしまうことによって脱毛が引き起こります。

そのため、最初は一部分が円形に抜けてしまったり、毛包が正常に活動せずに根本で髪の毛が折れてしまったり、太さが違う歪な形になったりということが起きてしまうのです。

 

②発毛剤や育毛剤では脱毛症状は止まらない

2つ目に勘違いしていけないことは、発毛剤や育毛剤では円形脱毛症の急激な脱毛症状は止まらないということです。

確かに、円形脱毛症の免疫異常は、発症してからおよそ半年前後で収まり症状固定期に入ると言われ、その成長期に発毛剤や育毛剤といったもので頭皮環境を整えたり促進させたりといったことは効果的ではあります。

しかし、1日に100本以上抜けて、引っ張ると簡単に抜けてしまうような免疫異常が起きている時は、育毛剤や発毛剤で治ることはありません

ちなみに、医者へのQ&Aでも同様なことが書かれています。

詳しく後述しますが、免疫異常が起きている時は、いかに生やすのかという点ではなく、いかに脱毛症状を悪化させないか・進行を食い止めるかの方が大事になってくるのです。

 

③円形脱毛症の治療は対処療法で特効薬はない

3つ目に勘違いしてはいけないことは、円形脱毛症の治療は対症療法(原因に対してではなく、主要な症状を軽減するための治療)で、特効薬はないということです。

そもそも円形脱毛症は症状が十人十色で個人差の幅が広い病気でもあり、根本的な原因は未解明な部分が大きいです。そのため、円形脱毛症の診療ガイドラインで一番良いとされている推奨度Bの治療法をやっても人によっては効果があまりないということも稀ではありません。

特に円形脱毛症は再発のしやすい症状で、中でも全頭型や汎発型など重度の方やアレルギー体質の方は増悪を非常に繰り返しやすいです。

かくいう私がそうでしたが、脱毛症状が一度治って産毛が生えてきたとしても、再び逆戻りなんてことも珍しくありません。

 

④円形脱毛症は2割の人が重度の症状になることもある

4つ目に勘違いしてはいけないことは、円形脱毛症は2割ほどの人が重度の症状になってしまうということです。

世間では10円ハゲと呼ばれる円形脱毛症ができたとしても、ストレスを解消すれば自然と治るという考えがいまだに根強いですが、正直にいうと放置はなるべくしない方が良いです。

確かに軽度の場合は自然治癒がみられる症状ではありますが、小さな円形脱毛ができたと思ったら、急激にごっそり髪の毛が抜けていくというのは稀ではありません。

脱毛症状が起きている時は、急激な悪化に転じる可能性は高いので、軽度のうちに早めに皮膚科で診てもらって、ステロイドで脱毛の進行を食い止めたり、局所免疫療法で正常な免疫活動を促してあげるのをおすすめします

  

⑤病院に通わずウィッグを付けて経過を見るのも立派な一つの治療法

5つ目に勘違いしてはいけないことは、重度の円形脱毛症の場合は、病院に通わずウィッグを付けて経過を見るのも立派な一つの治療法ということです。

先ほども言ったように、円形脱毛症が軽度の場合は比較的に病院の治療効果も望めますが、全頭型や汎発型といった重度の場合は個人差の幅が非常に広く、症状も十人十色なので、例え推奨度Bのステロイドや局所免疫療法をしたとしても、あまり効果が見られないないということも稀ではありません。

そのため、医者によっては経過観察だけ数ヶ月に一度くれば良いという判断もある程です。

ただ、語弊ないように言うと、皮膚科やクリニック・民間療法を否定している訳ではなくて、何も頑張ってないから治らないとかそういうことを思って欲しくないということです。

正直、私も重度の脱毛症の7年間で半分諦めモードの時もありましたが、途中から病院に通わずウィッグで普段通り生活していました。  

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補足:初めて円形脱毛症になったら必要なこと

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おわりに

  1. 一般的な抜け毛と円形脱毛症は全く違う
  2. 発毛剤や育毛剤では脱毛症状は止まらない
  3. 円形脱毛症の治療には特効薬はない
  4. 八割の人は一年以内に回復するが、残り二割は悪化する可能性もある
  5. 重度の症状の場合は、病院に通わずウィッグを付けて経過を見るのも立派な一つの治療法

以上、意外と知らない円形脱毛症の治療で勘違いしてはいけないこと5選を簡単に解説しました。

世間では「円形脱毛症はストレスを解消すれば治る病気」というイメージが未だに根強いですが、ぜひこれらのことを参考に円形脱毛症の正しい知識を身に付けてみて下さい。