【親御さんが不安に感じたり責任を感じる必要は全くない。本人が親から欲しいことは、心配して欲しいということではなく、味方になって欲しい、一人にしないでという声にならない「助けて」を聞いて欲しいということ】
- こんにちは。まごたです。
先日公式LINEの方で、とある親御さんから子どもが重度の円形脱毛症になってしまったというご相談を受けました。 - 今回はいつものブログ記事と違い、相談に乗っていて感じた「子どもが重度の円形脱毛症になった親御さんへ伝えたいこと」を経験者としてぶつけてみたいと思います。
親御さんが感じていること
- 息子（娘）が重度の円形脱毛症になってしまい、本人以上に不安を感じてしまう
- 思春期の男の子（女の子）なので心配でたまらない
- こんな身体に産んでごめんねと親として何も出来ない自分を責めてしまう
こう言った悩みは親御さん方のご相談に乗っていてとてもよくお聞きます。
実際に私の母親も、当時17歳の高校生だった私に対して、重度の円形脱毛症を凄く心配して情報を集めてくれたり、沢山の病院に連れて行ったりもしてくれました。
実際に、こんな身体に産んでごめんねと謝られたこともありますし、親として何も出来ない罪悪感や、やるせなさを感じていたのだと思います。当時の母親は私以上に不安で不安で堪らなかっただろうなと、今だからこそ分かります。
ただそういった親の、子に対しての不安や心配する気持ちは有り難さを通り越して、本人をさらに不安にさせてしまうことがあるのを見落としてはなりません。
不安や罪悪感といった感情は、たとえ言葉に出さなくても本人には伝わってしまうものです。
けれど、重度の円形脱毛症に悩んでいる心に余裕のない当人が、そんな感情を身近な人から、ましてや親から欲しいと本当に思いますか？
まずは深呼吸して考えてみてください。
親御さんへ伝えたいこと
私が親御さんへ伝えたいことは一つです。
恥ずかしげもなく言うならば、子どもに対して必要以上に不安を感じたり心配してあげるのではなく、一番の味方になってあげて欲しい、独りにしないであげて欲しい、優しさや愛情を注いであげて欲しいということです。
とある相談者の方は、子どもにマッサージをしてあげたり、久々に一緒にお風呂に入って髪の毛を洗ってあげたそうです。とても素晴らしいコミュニケーションだと思いますし、本当に優しい親御さんだなと思います。
先ほど言ったように、不安や罪悪感といった親からのネガティブな感情は言葉に出さずとも伝わってしまうものですが、逆にこう言った優しさや愛情も言葉に出さずとも伝わってくれるものです。
もしかしたら、子どもは当時の私のように思春期真っ盛りの男子高校生かもしれませんが、それでも親からの愛情の伝え方は十人十色だと思います。
一番の味方になって欲しいなんて、そんなこと思春期の学生が言葉に出して親に言うはずもありません。しかし、少なくとも当時の私はそうだったと今だからこそ思います。
何度でもいますが、本人は親から心配して欲しい訳でもなく、責任を感じて欲しい訳でもありません。当人にはそんな感情を受け止めるだけの心の余裕なんてある訳がありません。
突然ある日を境に急激に毎日髪の毛が抜けてしまうというのは、当人の心に大きな衝撃と少なくないダメージを与えます。これから楽しい学生生活のはずなのに、理不尽な現実が突然やってくるのは本当に怖いです。
だからこそ、子どもに対して不安に感じたり心配してあげるのではなく、一番の味方になって独りにしないであげて欲しい、優しさや愛情を注いであげて欲しいと切に願います。
それでも不安という親御さんへ
とは言え、不安を全く感じるなと言うのが無理な話なのも分かっています。
そんな時は一旦深呼吸をして、分からない未来の心配や過去への罪悪感を考えるのではなく、いま当人が何をして欲しいか考えてみて下さい。
もしそれでも不安という方は、私に幾らでも相談してくだい。重度の円形脱毛症の経験者としてお役に立てれば何よりです。
公式LINEの方でメッセージのやりとりを無料で受け付けています。
その他にも、zoomや公式LINEを使ったオンラインの通話相談「まごた相談室」というのも有料にはなりますが、ご要望にお答えして作りました。通話で直接やりとりしたいという方はまごた相談室までお願いいたします＾＾
おわりに
子どもに対して必要以上に不安を感じたり心配してあげるのではなく、一番の味方になってあげて欲しい、独りにしないであげて欲しい、優しさや愛情を注いであげて欲しい。
以上、子どもが重度の円形脱毛症になった親御さんへ伝えたいことを経験者としてぶつけてみました。
色々と思うところはあるとは思いますが、このメッセージが何か前向きになるきっかけとして役立てて頂ければ何よりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました！